ルーレットに必勝法があるか？と問われれば、無条件に「ある」と言い切れない部分はある。しかし、かなりの確率で勝つことはできると言える。
今私が"確率"という言葉を使ったが、ルーレット勝利のカギはまさにその言葉の中にあるといってもよい。確率という事象の間隙をつくことが出来れば勝利もたやすいケースがある、ということだ。 昔、数学の時間で聞いたことがあるだろうお話を。貴方が1枚のコインを空中にトスをして地面に落とすという行動をとるとしよう。表・表・裏…等、次に投げるコインがどちらが出るかということは、神様以外誰も知る由もない。しかしこれらのバラツキは投げれば投げる程少なくなり、無限回投げることができれば、両方ともほぼ同数の回数を得るということ、簡単にいうとこれが"確率"というやつだ。これはサイコロでも同じことで、目の出方の統計をとってみた場合、その行為が1万回、10万回、100万回というふうに分母の数が増えれば増える程、1から6までの出目はほぼ均一に振り分けられるのである。そしてこの理屈はルーレットにも当てはめることが可能だ。ルーレットには1から36までの数字がある。しかし結果の考察はその36種類だけではなく、赤と黒、奇数と偶数、前半と後半、大中小等、1つの結果に対して様々な考察を行えるのである。そしてその「考察」には必ず結果の「不自然」な偏りがおこる。そしてその偏りを正そうとする動きは必ずおこるのである。

左図：ルーレット"出目"のイメージ図 (※注：この図はイメージなので 数学的な裏付けはありません。)

いささか表現が抽象的過ぎたかもしれないので、具体的に説明したい。
簡単に言うと、例えば赤の出目が10回続いているとしよう。それでは11回目に赤が出る確率は何%だろうか？答えは50%である。(厳密には0と00があるのでもう少し低いが)拍子抜けするかも知れないが、いかなる状況であっても次に出る目の確率は変わらない。しかし、赤が2回続けて出る確率と100回続けて出る確率は全く違うものとなるのである。表現を変えて見れば、赤が3回続いた後に黒に賭け続けるよりも、赤が10回続いた後に黒に賭け続けた方がはるかに勝率はよくなる、ということだ。もちろん絶対そうなる、という話ではない。分母が無限大という数字のドラマの中では、赤が30回続く、等の神様のイタズラもあるかもしれない。しかしそれはまず0%に近いくらいあり得ない話である。人工衛星が落ちてきて自分の家の屋根にぶつかる話とも似ている。少なくとも私は経験がない。貴方も多分ないであろうと思う。

それではどのように賭ければよいのか？

上記で述べたように、これらの統計から考察する手が比較的簡単な手法だ。手始めは"配当2倍ゾーン"だけで攻めてみるのもよいだろう。 考察の視点は少ない方がわかりやすく、集中して攻略しやすいからである。赤や黒、前半や後半が不自然に同じ目が連続しているようなら、逆側(赤に対しての黒等)に賭ける続けてみると良い。しかし賭け続ける時は同じ額面ではいけない。これは後述する。 "配当2倍ゾーン"での考察に慣れてきたら大中小、ABC列等の"配当3倍ゾーン"にも手を出してみたい。何故そうした方がよいのか？1つには考察の視点が増えることにより、気づかなかったチャンスが見えるということ。もう1つは、実は"配当2倍ゾーン"よりも勝てる確率が高いということだ。勝てる確率が高いとはどういうことか？例えば止まった玉は0と00を除けば必ず大中小のどこかを示す。そこで貴方が大と中の両方にチップを1枚づつ置いていれば、どちらかに玉が止まった場合、あなたの2枚のチップは3枚に増えているという訳である。 (2枚のチップのうち、1枚は外れて没収。もう1枚は当たって3倍の配当。だから手元には3枚のチップが戻る。おわかりですよね。)そしてそのような勝利を収める確率は役65%。50%を越える数値となるのである。

ルールページで説明した通り、数字1点賭けの配当は36倍であるので、 35枚の支出に対し36枚のGET。1枚の利益となる。これは今出たばかりの数字ということにこだわらず、貴方の推測の元、「この数字だけは今回は出にくいだろう」という数字に照準を合わせ、それを意図的にはずしていけばよいのである。

「0」と「00」というのは不思議なもので、実際の確率以上によく出ているような気になるものである。これは実際のカジノでもオンラインカジノでも同じである。だから、という訳ではないが、暫くこれらの数字が出てない時は遊びのつもりでチップを1枚置いてみても面白い。しかしこれが不思議な程よく当たったりする。ちなみに私は0と00の間に1枚置いてみたりする。外れても1枚だし、当たれば18倍になる。しかし「0」と「00」は偶然ではなくある意味の「必然」とも言える。熟練したディーラーは頃合いを見てこの2つの数字を意図的に目がけて玉を投げ入れるらしい。だからこそ賭ける価値があるのである。

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これももちろん一概に一口で語れるものでもないが、軍資金の全てをいきなり全部賭けるのは論外である。負けたらそれで全てが終わってしまうし、例え成功したとしても、それは"工夫"という余地のない単なるマグレだからだ。確かにギャンブルは結果が全てである。しかしプロセスを問わない場合次へのステップが見いだせない。
「必然」ではない「偶然」に頼った行動は、やがて身の破滅を招くこととなってしまう。
それでは貴方の軍資金が「100」だとした場合、20ずつ5セット、あるいは10ずつ10セットに分けて賭けるべきか？
これも違うと私は思う。最初の20をスッてしまった場合、次の20で2倍をGETしても全く貴方のチップは増えないからである。少ない賭け回数で勝利を得る場合は、資金配分にも強弱をつけることが必要なのである。 前述軍資金「100」であれば例えば1、3、9、27点等のように段々と数字をアップさせるのがよいだろう。これは例えば赤が10回続いた後の黒にかけ続ける場合等の話である。上記のような手順で5、6回連続で賭けられるぐらいの資金配分ができれば申し分ないだろう。
しかしルーレット盤には赤・黒以外にも「0」と「00」という魔物が棲んでいる。高額のチップを黒に張り続けている時にこれらの数字はよく出たりするので気を付けなければならない。
で、あるから、私は例えば上記で言えば27点あたりから「0」と「00」にもチップを置くことにしている。このような「保険」をかけておけば、後は安心して黒の出目を待つことができるのである。
古典的な賭け方の理論に"マーチンゲールの法則"というものがある。ご存知の方も多いと思うが、倍々ゲームというやつで最初の賭けで外れたら次は2枚、駄目なら4枚、8、16、32、64…と賭ける額を倍にするという方法だ。しかしこの方法はリスクが高い割に利益的には全く割に合わないという問題を含んでいる。計算していただければおわかりかと思うが、"常に利益は1枚だけ"なのである。(64枚賭けて当たって、戻ってくるのは128枚戻ってきても、それまでの支出を計算した場合、127枚の支出となるのである。)私が前述した配分はマーチンゲール法則以上に数字の増額が大きくなっている。これはその分リスクも高くなるが、当たった時の利益が、遅くあたればあたる程大きくなるように、との考えである。
"どうせリスクを背負うならリターンも大きく"ということで、しかしいつからでもデタラメに賭ける、のではなく、同じ出目が続く等の不自然結果に対して行うため、下準備がない場合に比べてリスクは軽減しているのである。 賭け金のアップ率は、これが正しい、というものはない。が、少なくとも当たった時の利益が確実に大きくなるものがよいだろう。例えば"配当3倍ゾーン"への賭けとして、初回は1枚。次は3枚。その次には7枚等というように。

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"一気にドーンと軍資金が何十倍に！"というのがギャンブラーの夢であろう。私だってそう思う。しかしルーレットで高い確率で勝利し続けるためにはそのような夢想は捨てなくてはならない。現実は軍資金の2割、3割勝てれば御の字というところかもしれない。しかし確実に勝てる術を身につければ、怖い物はなにもないのである。10万円の軍資金で、常に2万円勝つことができれば、それは大変な数字へとなってゆくのだから。それが私の信条でもある。 「偶然」ではない「必然」の物事の収束。それがルーレット勝利のキーワードである。 皆さんも是非これらを更にアレンジして勝利に突き進んで欲しい。